京都時空旅行(Space-time travel photo in Kyoto)

地蔵院 その2

地蔵院
又、内政面では、倹約令公布、皇位承継問題への介入、延暦寺と南禅寺との宗教紛 争への介入、南北朝紛争における九州鎮圧支援、等々、公武入り乱れての複雑な情勢の中において様々な懸案事項に対応し続けたという。

いやはや、えらいやり手である。


地蔵院
しかし、あまりに難題が多く、将軍に対して職の辞意を表明するたびに慰留され信任を回復しながら管領職を続けるものの、遂に、政敵の斯波氏を中心とする軍事クーデターが起こり、将軍邸が包囲されたため義満は要求を呑まざるを得ず、頼之に対して退去命令を出し、頼之は出家の上、一族と共に四国へ落ちていくのである。

地蔵院
その時に詠んだ詩が残っており、地蔵院の方丈に掛けられていたので紹介する。

海南行    細川頼之

人生五十愧無功(じんせいごじゅう こうなきをはず)

花木春過夏己中(かぼくはるすぎて なつすでになかばなり)

満室蒼蠅掃難去(まんしつのそうよう はらえどもさりがたし)

起尋禅榻臥清風(たってぜんとうをたずね せいふうにがせん)


地蔵院
【通釈】
政権を離れ、讃岐の地へ赴くにあたり作った詩
「人生五十年」という。自分はその歳を過ぎたというのに、これといって大した仕事もできずにいる。慙愧に耐えないことである。

地蔵院
木々に花咲く春の季節はとっくに過ぎて、人生のピークである夏の盛りももはや半分は終わり、これから秋の季節へと向かおうとしている。

地蔵院
私の部屋にはぬめっ た色をした多くの蝿(はえ)がうるさく飛び回っており、追い払っても追い払ってもなかなかどこかへ消えてくれない。(私を讒言で左遷させた奴らは幕府に居座っている。)

地蔵院
こんな時には、禅寺に行って、心地よい清らかな風に吹かれながら、寝転がっていよう。(世を捨てて、出家しよう。)

地蔵院
方丈から地蔵院本堂を覗く。

地蔵院
百日紅はもう終わり。盛夏も半分以上過ぎちゃいましたねー。


テーマ:■京都を撮る■ - ジャンル:写真

  1. 2012/09/20(木) 22:21:09|
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Author: ひおいん(hioing)
小学生の頃OLYMPUS PenでSL写真デビュー。今NikonD90&D800E&LeicaQに持ち替えて京都を始めとして日本の各地へ。時空旅行をしているみたいで楽しいです。季節感のある色や形を写真で紹介するブログです。

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